街を一つばかり瓦礫の山に変えた特戦部隊にとっては
簡単すぎた任務の後、何処にのみに行くかでマーカーともめた
ロッドは今晩のアルコール摂取をあきらめ早々に床に就こうとしていた


寝るときは全裸、と決めているロッドが隊服をばさばさと床に脱ぎ捨て
ベットにタイブすると同時に部屋のドアが壊された。壊した本人に心当たりはある。
むしろ一人しか居ない。彼はそれがノックだと言い張っているが、必殺技を使ってまでその言い分を
通すのはさすがにどうかと思う。


破壊的なノックの主は打つうつぶせになって顔だけこちらに捻っている
ロッドを確認すると、ひょいと両手を自分の顔の近くまで持ってきた


その手に握り締められているのは日本酒からワイン、ビールまでとにかく
瓶に入ったアルコール。しかも珍しいことに全て未開封だ。
ミネラルウォーターの代わりに酒を飲むこの人が、酒を完全体のまま持って来るなんて







「態長、それ全部飲むんすか?」









自然に湧いてでた質問は、満足そうな笑みで返された

























むちむち毒素































改めて見るとそれは飲む前から酔いそうなアルコール度数の高いもの
ばかりが厳選されていた。酒を飲むのは好きだがこれでは自棄酒みたいだ、
とハーレムを見てもそんなこと微塵も考えていないのか、するめを咥えて
なんだか気合の入った文字の入った日本酒のフタを空けていた



「隊長ぅこれじゃあ悪酔いになりますよ?」
「ああ?俺の肝臓の処理能力見くびんじゃねーぞ!」
「俺の肝臓は隊長ほど強く無いですけど」
「よーし解ったとりあえず飲め!」



全然わかった様子では無いがこれ以上の口答えは死に直結する、と
ロッドは渡された酒瓶に口をつけ、一口で半分を飲み干した。
そう言えば任務が終わってから何も食べてなかったな、と空っぽの胃に
アルコールを流し込んで初めて気づいた


すきっ腹にはアルコールが響きやすい、程なくしてふわふわと宙に浮くような
感覚に襲われ、体の周りに薄い膜が張ったように感覚が鈍る
目の前でブランデーを一気飲みしている隊長がぐらぐらと揺れる
それが何故かおかしくなってけらけらと笑い出せば、怪訝な目で見られた


「おーいロッドぉ?」
「あははははは、隊長ーひゃはははは」
「そうか、楽しいか良かったな、飲め!」
「えへへへへー」



いきなり全裸の男が意味も無く笑い始めたら放置が鉄則だろうがそんなことは
非常識の塊の獅子舞が考えるはずも無く、おぼつかないロッドの手に新しい
酒瓶を握らせてにやりと笑った


色の白いロッドの肌はアルコールのせいで大分赤く染まってきている。
ロッドはへらへらと笑いながら酒を煽り続け、元々全裸のため熱くなっても
脱ぐものが無いのが辛いのか自分の周りにひゅうひゅうと風を起こしていた



「うぁっちぃー」



風を巻き起こしてもまだ暑いのか、とベットに腰掛けるロッドの太ももに
手を置くと、じっとりと浮かんだ汗の感触が伝わってきた。みっしり、と
言うよりかはむち、とした言葉が合うロッドの筋肉を悪乗りして揉んで
いると、だんだんと息が荒くなって吹いていた風も止んでしまった


ごとりと力の抜けた手から落ちた瓶がだらだらと中身を床に撒き散らす



血液の流れを促すように上から下へ、下から上へと両手の手のひらを使って
吸い付いてくる肉を執拗に揉み、内股から全体へ滑らせてその肌の
感触を楽しむ。時折漏れる鼻声が、ロッドが欲情していることを示していた。
すでに中心のものは頭をもたげはじめている






「ロッドぉ、お前太もも揉まれただけで勃つのかぁ?」






ロッドの瞳が潤んでぼやけてきたのは酔いのせいだけでな無いだろう
ぼんやりと天井を見つめながら眠そうに目を擦る姿は幼く、無抵抗に
開かれた両足を自分の肩に抱え上げハーレムはけらけらと笑った


つられて笑い出したロッドの内股に唇を押し付ければ、それを押し返す
ように筋肉が反発する。軽く噛み付けば余計な肉も皮も無いためかするりと
歯が滑った。それが気に入らず無理やり歯を立てれば、張り詰めた皮膚が
ぷつりと音を立てて裂け、じわりと血がにじんできた




「たいちょ、痛いですって…」




ろれつの回らない舌で懸命に声を出すが、体が言うことを聞かないのか
股間は相変わらずその存在を主張して蜜までだらだらと流しているし、
抵抗の材料となるはずの両腕はだらりとベットに縫い付けられている


口だけの抗議には耳を貸さずにあふれ出した血を肉厚な舌で丹念に
舐め取るたび、小さくロッドが声をあげ、中心のものがぴくぴくと揺れる
髪のと同じ蜂蜜色をした恥毛は濡れて肌に張り付いてしまっていた


太ももと同じくむちりと筋肉が詰まった胸板に手を伸ばして女の乳房と
同じように揉むと、それだけで精が勢い良く吐き出された。




「ぁ、あ…たいちょぉ…」




びくびくと数回に分けて白濁が吐き出され、腹筋の合間に流れ落ちる
いくらロッドの筋肉がむちりと締まっていたとして、それは女の柔らかさには
叶わないだろうと思っていたハーレムは考えを改めた。
むせ返るような精の匂いが鼻を突き、掌に感じる肉の感触に付加価値を加える


「結構エロい体してたんだなぁ、おめー」
「ん、今更…気づいたんすか?」


鼻にかかった甘い声を吐き出し、くすくすと笑うロッドの声には即効性の
毒でも仕込まれているかのようにハーレムの脳に直接響く
どちらともなく視線を絡ませ、口付けのために閉じた瞼に僅かに熱を感じた


最初はハーレムの唇がそこに押し付けられただけかと思っていたが、
薄く開けた目には薄く空いていたドアの方向を見つめて硬直する
ハーレムの姿。ぽたぽたと脂汗を流す姿に視線の向こうにあるのが気になるが、
産毛がちりちりと焦げていくような感覚と第六感に訴えかける冷たい気配によって
それがなんであるかを知る。


それが自殺行為だとは解っていても体を起こし、ドアの向こうを
見ずにはいられない


暗がりの中、細く赤いものが光っている。
かたかたと歯を鳴らし始めたハーレムの巨体を横にずらしてそれを
もう一度確認すれば、それは唐突に円の形に膨らんだ





ああ、あれは血の色だ。そしだ、きっとあれは血走った誰かの目















「蛇炎流ッ!!」



























目を覚ましたロッドが見たのは、先ほどほど酷くは無いが矢張り目が
血走ってところどころ毛細血管がぶち切れている中国人と、浮気が見つかった
亭主のようにただひたすら土下座しながら罵声を浴び続ける上司の姿


そして隣に座ってる寡黙な同僚。膝に救急箱を抱えている辺り、
噛み付かれた太ももの治療をしてくれたのだろう。
丁寧に包帯が巻かれている



「Gぃ、あんがとね」



見せうる限りの最上の笑顔で礼を言ってその固い頬に唇を押し付けると、
うっすらそこを紅潮させた後、少しばかり咎められた






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祭りの時の私の脳はきっと妖精ロドたんに乗っ取られて
いたはずです。

だって書いた記憶が皆無。しかも(微?)エロです。
なんかもう色んな方向に土下座ものです。


2004.10.10再up
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